「いつかは海の近くや緑豊かな場所でのんびり暮らしたい」
そのような夢を抱いて千葉県房総エリアの物件情報を眺めていると、「個別浄化槽」「プロパンガス」など、都会のマンション暮らしでは見慣れない言葉に目が止まることもあるかもしれません。
物件そのものの魅力はもちろん大切ですが、生活の根幹を支える「インフラ(水・ガス・通信)」は、移住後の快適さやランニングコストに直結する重要なポイントです。
「下水道がないってことは、ボットン便所なの?」「プロパンガスは高いと聞くけれど…」「田舎でテレワークは本当にできる?」
今回は、そのような田舎暮らし特有のインフラ事情について、千葉県房総の田舎暮らし不動産専門店「東栄建設株式会社」が、メリット・デメリット、そして費用の目安まで詳しく解説します。
都会とは違うこともある田舎の常識を学び、安心して理想の物件探しをスタートさせましょう。
「浄化槽」と「下水道」はどう違う?田舎の排水事情

都会では当たり前のように整備されている「公共下水道」。しかし、自然豊かな千葉県房総エリア、特に田舎暮らし向けのエリアでは、下水道が通っていない地域もあります。
そこで登場するのが「浄化槽(じょうかそう)」です。
浄化槽とは?臭いや衛生面は大丈夫?
浄化槽とは、簡単に言えば「各家庭の敷地内に設置する、ミニ下水処理場」のことです。
「下水道がない=汲み取り式(ボットン便所)」とイメージされる方もいらっしゃいますが、それは昔の話。
現在の浄化槽(特に「合併処理浄化槽」と呼ばれるもの)は、水洗トイレが使えますし、微生物の働きで汚水をきれいに処理してから側溝や川へ放流するため、適切に管理されていれば臭いもほとんど気になりません。
都会の水洗トイレと変わらない使い心地で生活できますので、ご安心ください。
「合併処理浄化槽」と「単独処理浄化槽」の違い
中古物件を探す際に気をつけたいのが、浄化槽の種類です。
●合併処理浄化槽:トイレの汚水だけでなく、キッチンやお風呂などの生活排水もすべて一緒に処理できるタイプ。現在の主流です。
●単独処理浄化槽:トイレの汚水のみを処理し、生活排水はそのまま垂れ流すタイプ。古い物件に多く残っていますが、環境配慮の観点から、現在は新設が禁止されており、合併処理浄化槽への転換が推奨されています。
もし気に入った物件が「単独処理浄化槽」だった場合、リフォームのタイミングで合併処理浄化槽へ入れ替えることをおすすめします。
自治体から補助金が出るケースも多いので、私たち「東栄建設株式会社」にご相談ください。
浄化槽の維持費はいくらかかる?
公共下水道の場合、水道料金と一緒に「下水道使用料」を毎月支払いますが、浄化槽の場合は下水道料金がかかりません。その代わり、個人で維持管理をおこなう必要があります。
法律で義務付けられている維持管理は主に以下の3点です。
●保守点検(年3〜4回):機器の点検や消毒薬の補充
●清掃(汲み取り)(年1回):槽内に溜まった汚泥の抜き取り
●法定検査(年1回):県指定の検査機関による水質検査
これらをすべて合わせると、一般的な家庭用サイズ(5人槽〜7人槽)で、年間4万円〜6万円程度が相場です。
「月額に換算すると4,000円〜5,000円」。都会の下水道料金と比較しても、極端に高くなるわけではありません。ただし、年に数回の支払いや手続きが必要になる点は覚えておきましょう。
田舎はプロパンガスが主流?都市ガスとの料金差とメリット

次にガス事情です。千葉県の都市部(千葉市や船橋市など)や、房総エリアでも一部の駅周辺では「都市ガス」が通っていますが、田舎暮らしを楽しむようなエリアのほとんどは「プロパンガス(LPガス)」です。
プロパンガスはなぜ高い?
正直にお伝えすると、都市ガスに比べてプロパンガスは料金が高くなる傾向にあります。
理由は、都市ガスが地下の配管を通して供給されるのに対し、プロパンガスはボンベを配送員が一軒一軒トラックで運び、交換する手間(人件費・配送費)がかかるためです。
ライフスタイルにもよりますが、都市ガスエリアから移住された方は、冬場のガス代を見て「えっ、こんなに!?」と驚かれることがあります。
目安としては、都市ガスの1.5倍〜2倍近くになることもめずらしくありません。
プロパンガスのメリット
「高いならデメリットしかないのでは?」と思われるかもしれませんが、プロパンガスには田舎暮らしならではの大きなメリットがあります。それは、災害への強さです。
●復旧が早い:配管が地中に張り巡らされている都市ガスは、地震などで一度止まると復旧に時間がかかります。一方、プロパンガスは各家庭ごとの個別設備なので、ボンベと設備さえ無事なら、点検後すぐに使用を再開できます。
●火力が強い:中華料理店などでプロパンガスが使われるように、熱量が非常に高いのが特徴です。お湯がすぐに沸く、料理がおいしく仕上がるといった良さがあります。
田舎暮らしのガス代節約術
プロパンガス物件に住む場合、以下のような工夫で光熱費をコントロールするとよいでしょう。
●お風呂の追い焚きを減らす:家族がいる場合は間隔を空けずに入る、保温性の高い浴槽の物件を選ぶ。
●石油ストーブや薪ストーブとの併用:暖房をガスファンヒーターだけに頼ると高額になります。千葉県房総の冬は比較的温暖ですが、灯油や薪、電気エアコンを上手く組み合わせるのがコツです。
●エコキュート(オール電化)の検討:ガス代がどうしても気になる場合は、給湯器を電気(エコキュート)に変えてしまうのも一つの手です。
千葉県房総エリアでテレワークは快適?田舎の光回線事情

コロナ禍以降、移住の条件としてトップクラスに挙がるのが、ネット環境です。
海を見ながらテレワークをするのに憧れる方も少なくありませんが、Zoom会議が止まってしまっては仕事にならない方もいるでしょう。千葉県房総エリアの通信事情はどうなっているのでしょうか。
光回線はほとんどのエリアで利用可能!ただし…
結論から申し上げますと、千葉県房総エリアの住宅地であれば、ほとんどの場所でNTTなどの光回線(光ファイバー)が利用可能です。
「田舎だからADSL(Asymmetric Digital Subscriber Lin:非対称デジタル加入者線)しかない」といったケースは、主要な移住エリアでは稀ですのでご安心ください。
しかし、注意が必要なのが、ポツンと一軒家のような物件や、別荘地の奥深くにある物件です。
電柱が近くまで来ていない場合、最寄りの電柱から自宅までケーブルを引き込む工事が必要となり、その費用が数十万円〜高額になるケースがあります。
また、引き込み自体が物理的に不可能(提供エリア外)という場所もゼロではありません。
通信環境について内見時にチェックすべきポイント
インターネット環境を重視する場合、物件の内見時や検討段階で以下の確認をおこないましょう。
●住所でエリア検索:NTT東日本などの公式サイトで、その住所が提供エリア内か検索する。
●電柱の確認:家のすぐ近くまで電柱が来ているか、光ケーブルのボックス(クロージャー)が見えるかを目視する。
●モバイルルーターの電波:光回線が開通するまでの間や、バックアップとして使うスマホやポケットWi-Fiの電波が入るか(山陰だと圏外になることがあります)。
最近では、衛星インターネット「Starlink(スターリンク)」などの選択肢も出てきましたが、安定した高速通信を求めるなら、やはり光回線の引き込み可否は購入前のチェック項目の一つだと言えるでしょう。
まとめ:違いを知れば、田舎暮らしはもっと快適になる

都会とは違う、田舎のインフラ事情。
最初は「浄化槽?プロパンガス?」と戸惑うかもしれませんが、仕組みや相場を知っておけば、決して恐れるものではありません。
●水まわり:浄化槽は維持費がかかるが、水洗トイレで快適。単独か合併かをチェック。
●ガス:プロパンは少し高いが災害に強い。暖房器具の工夫でコストダウン。
●ネット:光回線はほぼ通るが、山奥や人里離れた物件は要事前調査。
これらは、いざ住み始めてから「知らなかった!」となると大きなトラブルになりかねないポイントですが、購入前にしっかりと確認しておけば対策が可能です。
千葉県房総の物件探しは、地元を知り尽くした「東栄建設株式会社」にお任せください
私たちは、千葉県房総エリアに特化した、田舎暮らし不動産情報専門店です。
ご紹介する物件は、建物や土地の魅力だけでなく、今回解説したようなインフラの状況もしっかりと調査・把握しています。
●「この古民家の浄化槽は、今の基準だとどうなの?」
●「このエリアでテレワークをしている人はいる?」
●「ガス会社は選べるの?」
そのような疑問にも、地元の専門家として正直にお答えします。また、購入後の浄化槽点検業者のご紹介や、リフォームの相談も承ります。
「憧れの田舎暮らし、でも失敗したくない」
そのようなあなたの移住を、物件選びから生活の立ち上げまで全力でサポートいたします。
まずはWebサイトの物件一覧をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。私たちと一緒に、千葉県房総エリアでの豊かな暮らしの第一歩を踏み出しませんか。
この記事を書いた人

奈良生まれ。2014年10月からフリーランスのライター・編集者。東京で働いていたこともあったが、ゆったりした暮らしをしたくて地方移住。テレビ番組「住人十色」が好き。将来は平屋に住みたい夢がある。





