失敗しない!田舎物件の内見チェックリストと見落としがちなポイント

「内見したときは良く見えたのに…」「あとから修繕費がかさんで後悔した」そのような声を聞くことも多い田舎物件。都市部とは異なる特徴を持つ「田舎物件」では、内見時にチェックすべきポイントが少し違います。

今回は、千葉・房総エリアの田舎暮らし不動産情報専門店である「東栄建設株式会社」が、千葉・房総エリアで田舎暮らしを始めたい方向けに、内見時に見るべきチェックリストと見落としやすいポイントを解説します。

田舎物件ならではの「内見の重要性」

図面を見ながら不動産を見学する女性

都心部の比較的新しい物件とは異なり、田舎物件、特に千葉・房総エリアで見られるような物件には、築年数が経過しているものや、長期間にわたり空き家だったものも含まれます。こうした物件は、一見魅力的に映る写真だけではうかがい知ることのできない、建物の劣化や隠れた問題点が潜んでいるケースも少なくありません。

例えば、長年雨風にさらされてきた屋根や外壁の見えない部分の傷み、湿気がこもりやすい床下の状態、あるいは給排水管の老朽化など、これらは実際に現地で細かく確認しなければ把握が難しいものです。

だからこそ、ご自身の目で見て、感じて、そして細部にわたり確かめる「内見」というステップが、購入後の「こんなはずではなかった」という後悔を防ぐための、何よりも大切な第一歩となります。千葉・房総エリアでの充実した田舎暮らしを実現するためにも、内見の機会を最大限に活用しましょう。

事前に準備したい「内見持ち物リスト」

田舎物件の内見は、都市部の物件内見とは少々勝手が異なる場合があります。特に千葉・房総のような自然に恵まれたエリアでは、敷地が広かったり、建物が古いケースも考慮して、万全の準備で臨むことが大切です。円滑かつ効果的な内見のために、事前に準備しておきたい持ち物をご紹介します。

●メモ帳・筆記用具(気づいた点を即記録)
●スマホ・カメラ(写真や動画で記録)
●懐中電灯(暗所チェック用)
●方位磁石アプリ(日当たりチェック用)
●メジャー(家具配置の確認)
●汚れても良い服装・靴(屋外や床下の確認)

気になったところは、メモして写真や動画を撮っておくと、後々見返せて便利です。複数の物件を比較検討する際に役立ちます。

内見時のチェックリスト【室内編】

室内でチェックしたいことは以下の通りです。室内は、日々の生活に直結する部分が多いため、細部にわたって丁寧なチェックが求められます。

チェックポイント見るべき内容
天井・壁・床シミ・カビ・傾き・ひび割れがないか
水回り水道・風呂・トイレのサビ、水漏れ跡の有無
畳・床材フワフワ沈む箇所、床鳴り、白アリ被害の兆候
窓・建具スムーズに開閉できるか、サッシの劣化
換気・湿気空気がこもっていないか、カビ臭がしないか
電気・ガス設備古すぎないか、配線の整理状態

内見時のチェックリスト【屋外・周辺環境編】

屋外・周辺環境でチェックしたいことは以下の通りです。物件の外観や敷地、そして周辺の環境も、田舎暮らしの満足度を大きく左右する要素ですので、しっかりチェックしていきましょう。

チェックポイント見るべき内容
屋根・外壁劣化・雨漏りの跡・苔やひび割れ
基礎クラック(ひび割れ)や沈み込みの有無
排水雨樋の破損や排水の流れの悪さ
敷地の境界隣地との境界が明確か、トラブルの元にならないか
日当たり・風通し周囲の建物や樹木で遮られていないか
近隣の様子ゴミ置き場・騒音・空き家の有無・地域の雰囲気

見落としがちなポイント・意外な落とし穴

植栽の管理が大変そうな家

内見時は、チェックリストに沿って丁寧に確認するのが基本ですが、それでも見落としてしまったり、後になって気づいて困ったりする意外な落とし穴が存在します。

そこで、特に注意が必要な見落としがちなポイントを4つご紹介します。これらの点を事前に知っておくことで、さらに後悔の少ない物件選びができるようになるでしょう。

●水圧が弱い、あるいは、水が濁る
●光回線が通っていない
●農地と宅地が混在している
●草木や竹林の管理が必要

水圧が弱い、あるいは、水が濁る

田舎物件の中には、水道設備が古いままであったり、井戸水を利用しているケースが見られます。古い井戸水や長年使用されていなかった水道管が残っていると、実際に住み始めてから水圧が極端に弱いことや、蛇口から濁った水が出てくるといった水まわりのトラブルが起こりやすい傾向にあります。

内見時には、必ず複数の蛇口をひねって水の出方や水質を実際に確認することが大切です。可能であれば、洗濯機やシャワーなど、同時に水を使用した場合の水圧の変化も確認できると理想的です。

光回線が通っていない

現代の生活に不可欠となりつつあるインターネット環境ですが、田舎の一部地域では、都市部のように光回線が整備されていない、あるいは利用できるインターネット回線の選択肢が限られていることがあります。

特にリモートワークを前提に田舎暮らしを考えている方にとっては、高速で安定したインターネット環境はとても大切です。内見時には、不動産会社の担当者に当該エリアのインターネットインフラの状況を確認し、必要であればご自身でもNTTや電力会社系の通信事業者などに提供エリアの確認を事前におこなうことをおすすめします。

万が一、光回線が利用できない場合は、ケーブルテレビ回線やモバイルWi-Fi、衛星インターネットなど、代替手段の検討も必要になるかもしれません。

農地と宅地が混在している

田舎では、購入を検討している敷地の一部が「農地」として登記されているケースがあります。一見すると広々とした土地に見えても、その一部が農地である場合、原則として農業委員会への届出や許可なしに建物を建てたり、駐車場にしたりといった宅地としての利用(農地転用)ができません。

このことを知らずに購入してしまうと、予定していた建物の建築ができなかったり、思い描いていた土地活用が不可能になったりする可能性があります。

そこで、敷地の登記簿謄本を確認し、地目が「田」や「畑」となっている部分がないか確認しましょう。農地として登記されている場合は農地転用の可否や手続きについて、不動産会社や専門家(行政書士など)に確認するのが安心です。

草木や竹林の管理が必要

自然豊かな田舎暮らしは魅力的ですが、その反面、庭木や敷地内の雑草、場合によっては隣接地からの竹の侵入といった、草木の管理が想像以上に大きな負担となるケースがあります。

特に広大な敷地を持つ物件や、長期間手入れがされていなかった物件では、入居後すぐに草刈りや樹木の剪定に追われることになるかもしれません。また、竹林が隣接している場合は、地下茎が敷地内に侵入してくる可能性も考慮に入れる必要があります。

内見時には、敷地内の植生の状態をよく観察し、ご自身で管理できる範囲なのか、あるいは専門業者やシルバー人材センターなどに依頼する必要があるのか、維持管理にかかる手間や費用についても具体的にイメージしておくことが大切です。

優先順位をつけてチェックリストを確認しよう!DIYという選択もあり

チェックリストを紹介しましたが、すべてが完璧な物件はなかなか見つかりません。そのため、自分の中で優先順位を決めて物件選びをすることをおすすめします。また、DIYに興味があるなら「ここは自分で修理できる」「これは自分で作ろう」といった観点でチェックしてもよいでしょう。

田舎物件探しに不安があるなら「東栄建設株式会社」にご相談ください

東栄建設株式会社ロゴ

初めての田舎物件探しでは、すべてを自分で判断するのは難しいものです。千葉・房総エリアに根ざした地元密着型の不動産会社として、私たち「東栄建設株式会社」はお客様と一緒に内見へ同行し、物件の状態や周辺環境について丁寧にご案内します。千葉・房総エリアの田舎物件に興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
なお、当社では、会員限定のプレミアム物件を掲載しております。少しでもご興味があれば、「会員限定ページ」から無料でご登録ください。

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